石川遼(31=CASIO)が、昨季から続く連続ラウンド(R)「60台」を国内ツアーメンバーでトップに並ぶ14Rに伸ばした。3バーディー、1ボギーの69で回り、2アンダーで首位と5打差19位で発進。14日の第2日も60台で回れば、メンバー外も含めた国内最高記録となるセルヒオ・ガルシア(スペイン)の15Rに並ぶ。永野竜太郎(34=フリー)と宇喜多飛翔(つばさ、21=大阪学院大)が64で回り首位発進した。

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最後のパーパットはさすがの石川でも力が入った。インから出て迎えた夕暮れの9番パー5。第3打はグリーン左隅へ。バーディーパットはピンまで約15メートルあった。これを右へ1・5メートルオーバー。入れれば69、外せば70で記録が途絶える。ギャラリーが固唾(かたず)をのんで見守る。これを沈めると拍手が起きた。

「最終ホールで外したら70というパットが残るのは面白いですよね。途中までは(記録は)全く気にしていなかったんですけど」

昨年のダンロップフェニックス最終日から続く連続60台の記録を14Rとし国内ツアーメンバーではトップに並んだ。第2日も60台ならメンバー外のS・ガルシアに並び、決勝Rで超える可能性もある。ただ、実は年末年始にプライベートでは70台を打っていたという。「試合じゃないですけど…」。そう言って笑った。

この日は決していい状態ではなかった。前半の18番パー5では第1打が左の木を直撃。つま先下がりの傾斜からの第2打をフェアウエーに戻し、そこからバーディーチャンスにつけた。惜しくも2パットのパーだったが、ショットの感触は戻らぬまま。後半出だしの1番ではボギーを打った。

「スイングは全体的に悪くないはずなんですけど、当たるタイミングがまちまち。後半はボロが出ました。肉眼では分からない、ほんの数ミリ、数センチのこと」

技術論が熱を帯びると「あれがあれで、まあ、あれではあるんで…。ちょっと何を言っているか分からないですよね? イメージでつかんでください」と苦笑い。課題はすぐに修正。記録とともに、今季初優勝を見据えた。【益子浩一】

【国内ツアーの連続60台】

<1> 15R=S・ガルシア

<2> 14R=石川遼(継続中)、金庚泰、星野陸也(継続中、今大会は欠場)

<5> 13R=D・クラーク

<6> 12R=比嘉一貴、片山晋呉

(※ツアーメンバー外含む)

○…昨季女子年間女王・山下美夢有の弟・勝将アマが石川遼、中島啓太と同組で回り、2アンダー69をマークした。7度目のプロツアーは、注目を集める組となったが「改めて楽しいと思った。将来はこの舞台でプレーしたい」と強心臓ぶりを発揮。先週にツアー優勝した姉とは大阪の実家で会い「おめでとうと伝えた」。この大会では自身が好プレーで続く意気込みだ。