福田美来(みくる、兵庫・稲美中2年)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算1アンダー143で逆転優勝、首位スタートの清水心結(埼玉・東浦和中3年)はバーディーなしの苦しいゴルフながら通算2オーバーで2位となり、ともに日本代表となった。

福田は「スタート前、首位(清水)と3打差あったので、2アンダーで回るのを目標にしました」という。2番で得意のショートアイアンで1メートルにつけるバーディーなど4バーディー、1ボギーの69と目標を上回り、清水を逆転した。「ボギーをたたかないゴルフを目指して(出来が)良かったと思います。日本代表を意識していたのですごくうれしい」と笑った。

2位で日本代表を手にした清水は、バーディーなしの苦しいゴルフもあって、ちょっと浮かない表情。「いい感じで出ていけたらベストスコアを目指そうと思ったんですけど、1番からボギーになって、楽しいゴルフがシーンとしてしまった」と話した。

世界ジュニアに向けて福田は「今全てがいい感じなのでこのまま行けたらと思います」という。昨年12月のフロリダチャレンジに出場して米国の経験があり「グリーンの芝に合わせたプレーをしたい」と話した。

清水は2015年に6歳以下の部で世界ジュニアに優勝し、17年に7-8歳の部を制するなど5年連続出場している。コロナ禍で久しぶりの舞台に「強い子が集まっているので、負けないようにショットやパットの精度を上げて行きたい」と楽しみにしていた。