古江彩佳(22=富士通)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、首位に1打差2位と好発進した。畑岡奈紗は70で9位、19年AIG全英女子オープン覇者で前回4位の渋野日向子は72で37位につけた。21年全米女子オープン覇者の笹生優花、西郷真央、アマチュア馬場咲希はいずれも74で73位、西村優菜と勝みなみは75で81位と出遅れた。67のチェン・ペイユン(台湾)が単独首位に立った。

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初のメジャー制覇を目指す古江が、首位に1打差2位と絶好のスタートを切った。「この難しいコースを4アンダーで終えられたのは良かった」。10番からのインスタートで、11番パー4で約1メートルのパットを沈めてバーディーを先行させ「そこからリズムに乗っていけたかな」と笑顔で振り返った。12番パー3でもスコアを伸ばした。

後半の6番パー4、7番パー3で、2度目の連続バーディー。雨が降る中、後半も3バーディー、ノーボギーと着実にスコアを伸ばした。「ショットもホントに良かったですが、最後はパターが決まるかどうかで、流れが変わってくる。今日はパターもすごく良かった」。ショットとパットがかみ合ったラウンドに、手応えを口にした。

悪天候で約1時間の中断を挟んだ。「特に何も考えず、リラックスして、すぐに始まるだろうなと、いうイメージはずっと持っていました」と影響はなかったようだ。

米ツアールーキーだった昨年。メジャーは5大会のうち、3大会で予選落ちした。今季メジャー初戦。苦手意識のあったという大舞台で堂々のプレーを見せ、第2ラウンドを迎える。「今日は今日でうまく集中できたと思う。しっかり明日も集中して、自分を信じながらまた楽しく回っていけたら」と意気込んだ。