全米オープン(6月15日開幕、カリフォルニア州ロサンゼルス)の日本予選会が行われ、石川遼(31=CASIO)が2年ぶり7度目の本戦出場権を獲得した。

第1ラウンド(R)では3番パー5で約15ヤードのアプローチショットを直接カップに直接沈め、イーグルを奪取。その後もロングパットを何度も決めた。1イーグル、7バーディー、1ボギーの8アンダーの64で回って単独トップで折り返した。

第2Rは3バーディー、3ボギーの72で回り、本戦出場圏内の3位を確保した。4位の金谷拓実ら4選手とは1打差だった。

石川は「前半(第1R)は攻めていくというのを意識した。後半(第2R)はボロボロになったけれど、貯金があって良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

一昨年は予選会を首位で通過したが、昨年は16位で予選落ちしていた。2年ぶり本戦出場を決め、「全米オープンの舞台から学ぶことは多い」と実感を込める。「世界の選手たちの精度を肌で感じることで、憧れ目線ではなく、客観的にインプットしてきた」と表現。脳裏に蓄えてきたそのデータを「また更新できる」と心待ちにした。再び大舞台に戻り、さらなる進化を遂げる。

石川遼2年ぶり7度目の全米オープン出場権獲得 本戦出場圏内の3位を確保