木下彩(24=長府製作所)が通算7アンダーで3位に入り、上位5位までが手にする本大会出場権を獲得した。午前の第1ラウンド(R)は東コースで70、午後の第2Rはコースで67で回った。

ショット精度が安定せず、直近7大会連続で予選落ち。苦戦続きだったが、それでもクラブをがらりと変更したこともあり、「先週ぐらいから(調子が)上がってきていた」。その手応えを結果につなげた。

全米女子オープンの予選会に臨むのは今回が始めて。「プライベートでも日本から出たことがない」と明かす木下は、エントリーした理由を「ただただ興味本位で。(会場が)ペブルビーチだし」と笑う。

総額1000万ドル(13億5000万円)の賞金も魅力の1つとし、「日本ではない額。物欲はないけれど、老後のためにお金が欲しい」。ライフプランのマネジメントを描く。

メジャー大会の印象について尋ねられると「渋野のイメージしかない」。同学年の渋野日向子とはもともと仲良しだが、「(全英女子オープン優勝で)ばーんと行っちゃって、いまはご飯も誘いづらいぐらい」。国内ではなかなか一緒になるタイミングがないとしつつ、海外の大会で「会えたら良いな」と話した。

全米女子オープンは7月6~9日、米カリフォルニア州のペブルビーチ・ゴルフリンクスで開催される。