首位に2打差の3位から出た広田真優(23=新東工業)が4バーディー2ボギーの70で回り、通算5アンダーの139で首位と1打差の3位。明日の最終日、最終組で初優勝を狙う。首位から出た呉佳晏(19)と、イーブンパー30位から出たP・サイパン(25)が通算6アンダーの138で首位に並んだ。

強気のパットが功を奏した。広田は出だしの1番で残り95ヤードを3メートルにつけ、おはようバーディー。その後、2バーディー2ボギーで思うように伸ばせなかったが、最終18番でラフから残り141ヤードを30センチにピタリ。バーディーで締めくくった。「昨日もショットが良かったけどパットが入らなかったので、今日はバーディーが欲しくて強めにパットを狙ってました。オーバーしたのもあったんですけど(返しを)沈められた」と笑顔で振り返った。

3月のラシンク・ニンジニア/RKBレディースからレギュラー、ステップ・アップの両方で9連戦が続き「レギュラーツアーに出てマネジメントを学んだ。ショットも良くなってきたし、それで調子が上向きになっていると思う。ゴルフが楽しくなってます」。普通なら疲れがたまりそうなものだが「温泉に入ってます」と温泉施設のある宿に泊まって疲労を回復。今回も会場にほど近い有馬温泉で英気を養ったという。

しっかり食べることも体力キープに欠かせない。「白米が大好きなのでいっぱい食べてます。大盛りにしてます。フルーツが疲労回復にいいそうなので、パイナップルも食べました」と明かした。

明日は荒天が予想されている。「やりたいです。雨がけっこう降ると思うのでボールも止まると思う。メリハリのあるゴルフをして攻めていきたい」と初優勝に向け、天気の回復を願った。