国内女子ゴルフツアーのゴルフ5レディースは1日、北海道のゴルフ5カントリー美唄(6472ヤード、パー72)で開幕する。ツアー通算9勝で北広島市出身の小祝さくら(25=ニトリ)が、7月のミネベアミツミ・レディース北海道新聞カップ以来となる今季2勝目を狙う。開幕前日の8月31日、プロアマ戦に出場し最終調整。今季最後となる地元開催の試合に挑む。

小祝の表情は充実感でいっぱいだった。先週、小樽で行われたニトリ・レディースに続き、2週連続地元北海道で行われる試合。今週は3日間大会ということもあり「試合までに時間をたくさん使えて、ゆっくり過ごせるのですごくうれしい。ご飯とかもゆっくり食べに行けたり。今週はゆっくり動けていて、いいなって思いました」と心身ともに整っている。

今季、北海道開催の試合で結果を残している。7月のミネベアミツミ・レディース北海道新聞カップで地元開催トーナメント初制覇。8月の北海道meijiカップでは3位タイに入り、メルセデスランキングでは6位につけるなど、好調ぶりを見せている。

この日はプロアマ戦でラウンドし、グリーン周りからのアプローチや、パッティングでボールの転がりなどを入念にチェックした。調子を問われると「まあまあです」と苦笑い。大会会場はコースを分ける林などがほとんどなく、平らでフラットなのが特徴。「風が吹くとすごく難しい。今日は風が吹いてくれたので、いい予行練習になった」と本番を意識しながらショットを放った。

今大会は20年9月に岐阜で行われた試合でツアー2勝目を挙げている。第1日は今季2勝の岩井千怜(21=Honda)らと同組でラウンドする。「今年最後の北海道になるので、いい結果で終われたらいいなと思う」。地元で2度目の大会制覇へ、準備はできている。【山崎純一】