女子ゴルフの山下美夢有(22=加賀電子)がミヤギテレビ杯ダンロップ女子開幕前日の21日、会場の宮城・利府GC(パー72)で最終調整を行い、前回覇者として迎える今大会について「50回記念大会なので優勝したいのと、2連覇したことがないのでやりたいと思う」と意気込んだ。
前回は第1ラウンドで、18ホール最少ストロークのツアー記録を1打更新する「60」をマーク。「パターもロングからミドルパットまで入ってくれた。ほんとパットのおかげです」と振り返った。
この日、プロアマ戦でラウンドしたほか、前日20日にインコースの9ホールを回った。「ホンマに12アンダー出したのかなという感じに思いました。去年に比べ、セッティングがラフも深くなり、難しいイメージがある」と警戒。今大会でも記録更新の期待が高まる中で「50台出したいです。去年は去年なので、今年もしっかり伸ばせられるように頑張りたい」と記録更新を目指す。一方、状態については「すごくいいとは言えないですね。まぁまぁ。いつもと同じぐらいです」とした上で「ショットの精度も大事ですし、最後はパターだと思う」とカギを挙げた。
昨季はここから3勝を挙げた。「精度が安定したショットで、チャンスがきた時に決めるゴルフをやっていますが、最近は精度が良くない。精度が安定するといい流れをつかめる。落ち着いて自分のペースで目の前の1打に集中してやるだけです」と話した。