永野竜太郎(35=フリー)が9バーディーノーボギーの63で、悲願のツアー初優勝に向け好スタートを切った。

インスタートの前半を11番から2連続、14番から3連続の5バーディー。後半に入っても4つ伸ばし「ティーショットでフェアウエーに置けたら、ピンを狙って、それが今日は入ってくれました」。ドライビングディスタンス部門3位の飛距離を生かし、「ティーショットでアドバンテージをとって、人より短いクラブで打てればチャンスにつけられる可能性も高い」。アドバンテージを生かしたプレーで、宋永漢(韓国)と並び首位発進を決めた。

12番で10メートル、16番で15メートルを沈めるなどパットもさえたが、「その日の自分のコンディションと相談しながら何が出来るかでベストを尽くした結果、今日はたまたまパッティングが入ってくれたのでこのスコアになっただけです。パッティングが入らなかったら3アンダーか4アンダーになっていたかと思います」と淡々と語った。

前週は腰痛の影響で出場を回避したが、「ショットに関しては怖いですけど、もともと持っているし、付き合いながらやっているので」と明かした。

初優勝に向けては「4日終わって、そこにいればいいという感じです」と気負うことなく、「最終日の残り3ホールくらいですかね」と気を引き締めていた。