国内女子ゴルフツアーで通算5勝の原英莉花(24=NIPPON EXPRESSホールディングス)が、人生初のスコア誤記からの再起を誓った。樋口久子三菱電機レディース開幕前日の26日、会場の埼玉・武蔵丘GCで最終調整。コースを回ることなく、ショット練習などに時間を割いた。予定の飛行機に乗ることができないトラブルなどで、24日夜に帰国したばかりで、今大会は事前にコースを回ることなくぶっつけ本番で臨むことになった。
今月、米フロリダ州で行われた米ツアーの来季出場資格を争う2次予選会で、第3ラウンドのホールアウト後にスコア誤記が判明して失格した。人生初の経験に「ウソでしょ、と…。夢だと思いたかったです。『あるんだ、こんなこと』『現実なんだ』と思って。固まっちゃいました。びっくりし過ぎて。絶対に自分ではないと思っていた。結構長く確認するタイプなので」と、驚きや動揺があったと振り返った。「トレーニングで発散した」と、丸1日かけて、気持ちの整理をつけたという。
「自分がやってしまったことなので、何とも言えないですが、とことん落ち込んだので、反省して、またこれから自分で打っていく1打に集中したい。状態は、そこまで悪くないですし、気持ちに左右されないように、今の調子を保てたらいいなと思います」。普段よりも声のトーンは低く、終始、ショックから完全に立ち直ったとは言いにくい立ち居振る舞い。それでも必死に前を向いていた。
来季、米ツアーに出場できる可能性が完全に消えたわけではない。日本で次週行われる日米共催のTOTOジャパンクラシック(11月2~5日)で優勝すれば、シード権を手に入れることができる。当面の目標は次週の同大会優勝となるが「自分の思ったボールを打つ、どう考えて、どのボールが出るかが、すごく大事。そこに着目しながらプレーして、来週につなげたいなと思います」と力説。弾みをつける意味でも、今大会の重要性を口にした。

