西村優菜(23)が3バーディー、2ボギーの71で回り、畑岡奈紗(25)、古江彩佳(23)らとともに10位につけた。首位とは3打差。笹生優花は74とスコアを落として36位、稲見萌寧は76の53位と出遅れた。サラ・シュメルゼル(米国)が68で単独トップに立った。今大会は出場66選手で4日間争われ、予選落ちはない。

 

上位も伸び悩む厳しい条件で、西村が10位とまずまずの滑り出しだった。前半にボギーが先行しながらも、その後伸ばして71。「後半は何度かチャンスに付いてくれたので、それをものにできた」と内容に及第点をつけた。

風の向きや強さが安定せず、ピンもグリーンの隅にある初日としては難しい設定。スタートの10番でバーディーとした流れは続かず、パー4の18番は2打目をラフに入れて二つ目のボギー。その中で「めりはりを付けたマネジメント」を意識したという。

後半は2番で2メートルのパットを決めてスコアを伸ばし、7番もバーディー。後半はボギーなしで耐え「ショートアイアンでいけるところは積極的に、難しいところはしっかり(パーで)逃げられた」と語った。

米ツアー参戦2年目。苦しみながらもシード権を得た昨年の経験を糧に今年は「優勝」を目標とする。この日は自身のスポンサー関係者約30人が観戦。応援も味方に上位の背中を追う。

◆放送&配信 WOWOWはアジアシリーズ第2戦HSBC女子世界選手権を連日生放送する。WOWOWオンデマンドでは日本人選手専用カメラも配信。