首位と5打差の16位から出た石川遼(32=CASIO)は63で回り、通算13アンダーまで伸ばしたが、岩田寛(43)とのプレーオフに敗れ、ツアー通算19勝目にはわずかに届かなかった。
「全然自分の気持ち的にも焦りはなかったんですけど、ちょっと紙一重のところはあったかなっていう感じですね」。1番でボギー発進ながら、6番でのチップインイーグル、最終18番でのバンカーから第2打のスーパーショットからのバーディーなどで猛追した最終日となった。
先にホールアウトして1時間以上を待ってから臨んだ18番でのプレーオフ。「右に抜けてしまった」と第1打が右のラフに捕まり、第2打でグリーンに乗らず。アプローチも短くなり、ボギーとした。パーセーブした岩田に敗れる形となったが、「久しぶりに良い位置でプレーできた。プレーオフの前までは全然暑くなかったんですけど、いまはすごい暑いですね」と笑顔で高揚感に浸った。
22年三井住友VISA太平洋マスターズ以来2年ぶりの優勝は逃したが、手応えは大きい。「ガンガン行って、このスコアを狙って取ったっていうよりは、しっかり自分なりのゲームプランで、何も4日間変えずに、なんなら今日が1番硬めというか、そういう感じではプレーした中でこのスコアだったので。非常に収穫あります」と納得する。
特にこのコースは過去10回の出場で予選落ちが5回、最高位10年の15位とツアーでも最も苦しんできた会場。「今週もすごい難しいなと思いながらやってた中で、しっかりと自分のゴルフや技術、積み重ねてきてることを信じて、こういったコースでも優勝争いできるということは自分に対しても証明できました」と明るい。13日からは世界でも屈指の難易度設定となる全米オープン(米ノースカロライナ州)が控える。「自分の何かでねじ伏せようというよりは、その状況を冷静に見て、状況に対してベストを尽くしていく」と見定めた。

