プロ2年目の小林光希(22=三徳商事)が、雷雲接近で途中、128分間中断する難コンディションの中、4位と好発進した。8バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの70で2アンダー。台風接近で朝から見舞われた雨と風のような、激しい出入りとなったが、4アンダーで首位の川崎春花と2打差につけた。母美穂さんの言葉に発奮し、パリ五輪で銅メダルに輝いた男子の松山英樹の勇姿に力をもらい、初優勝に挑む。

怒りが怒とうの4連続バーディーにつながった。小林光は前半を2オーバー。3バーディーを奪ったが、1ボギー、2ダブルボギーもたたいた。すると母から「何しとん?」と“ダメ出し”された。誰よりも自身が痛感していることを言われ「後半は『ママを見返すぞ』と思った」と、スイッチが入った。すると10番パー4の第2打を1メートルにつけてバーディー。11番パー4は15ヤードからチップインバーディーを奪うなど、次々とピンに絡み、後半開始からバーディーを4つ並べた。

激しい雨、風が出入りの激しさに直結したが、瞬間風速的な爆発で潜在能力の高さを示した。プロ2年目で昨季は下部ツアーが主戦場。今季からレギュラーツアーに移ったが、4月のフジサンケイ・レディースは2位と、初優勝は目前だ。上位陣の多くが次週のメジャー、AIG全英女子オープン出場のため不在。小林光は「チャンスはあると思う。初優勝できたらうれしい」と力を込めて話した。

前週までは2戦連続で予選落ちと不振だった。そんな中で日本男子ゴルフ初の五輪メダルに輝いた松山に「本当にすごい」と力をもらった。残り2日間は「もう少し落ち着いたゴルフをしたい」。台風一過の快晴と初優勝という晴れ舞台を願っていた。【高田文太】

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