ツアールーキーの岩井明愛(あきえ、23=Honda)が初勝利を飾った。今季から米ツアーに同時参戦している双子の妹千怜(ちさと)とともに、優勝を達成。双子による優勝は米ツアー初の快挙だった。

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岩井明愛は161センチ、59キロ、千怜は162センチ、59キロ。ともに欧米の選手と比べると、体格が恵まれているわけではない。それでも、特に明愛は全身ばねのようなアスリート特有の体つき。これまでもさまざまなスポーツで、その能力が発揮されてきた。

今年2月、日本から米ツアーへ出発する際、所属先でもあるホンダの硬式野球部との合同練習の成果を強調していた。定期的に参加し、その時が3回目だったという。

「下半身メニューも結構やるし、体幹もやる。(ノックの捕球は)めちゃくちゃ下手ですけど、最近はtiktokで野球が流れてきた時は見ちゃう。足のステップ、どうやってやってんだろう? とか」

23年7月には、ホンダの都市対抗の試合に姉妹で始球式を務めた。投手役の明愛は、大きく振りかぶり、東京ドームがどよめくほどの速球を打者役の千怜をめがけ、右腕から投げ込んでいる。中学までは陸上競技、サッカーにも取り組み、たぐいまれな運動神経は生かされていた。

本職のゴルフでは、トッププロでさえ難しいといわれる、ドローとフェードの球筋の打ち分けも自在。天性の運動センスを兼ね備え、努力も惜しまない。明愛の米ツアー初優勝は、単なる通過点になりそうだ。

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