首位と4打差13位から出たプロ6年目、片岡尚之(27=フリー)が、8バーディー、1ボギーの64で回り、通算15アンダーの198で2位に浮上した。
首位の勝俣陵とは3打差。21年5月のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ以来、ツアー通算2勝目を懸けて最終日に臨む。
「やってることは変わっていないが、ショットが今週になってなぜか良くて。気持ち良く打てて、チャンスを多くつくれました」
家族の存在が気持ちを奮い立たせる。昨年10月に結婚したさくら夫人は、最終日翌日の29日が24歳の誕生日になる。
「誕生日なので優勝したい。(大阪には応援に来ていないので)会えないし、(プレゼントの)リクエストもされていないが、日曜日が終われば買い物にもいきたい」
2月には第1子の長男波瑠君も生まれた。「今までだったら、ストレスのかかるラウンド後は1人でこもりたくなったが、子どもの顔を見れば吹き飛ぶ」と、家族を支えにする。
4年前の初優勝は、4打差9位から出て逆転で頂点を極めた。今回は3打差。
「(最終日は)あと5倍は緊張すると思う。カギは2~3メートルの際どい距離のパットを入れられるか」
東北福祉大4年時の19年にプロ転向を宣言し、翌20年のフジサンケイクラシックでプロデビュー。平均パット数は昨季まで4年連続4位以内を維持してきた、パットの名手が家族の支えも武器に、2勝目を奪いにいく。
◆片岡尚之(かたおか・なおゆき)1997年(平9)12月28日、北海道・江別市生まれ。札幌光星高2年の14年、北海道アマで大会最年少16歳で優勝。同年日本ジュニアで北海道出身で初優勝。東北福祉大学4年の19年、QTファイナルに進んでプロ宣言。プロ4戦目の21年ジャパンプレーヤーズ選手権で9位から逆転初優勝。171センチ、67キロ。

