来季のシード獲得か、喪失か。運命の一戦に臨む渋野日向子(26=サントリー)は1バーディー、2ボギー、1オーバー71で回り、54位スタート。現状ではカットラインが1オーバー。まさに通過ギリギリでの発進となった。
試合前で年間ポイント・ランキング104位だった渋野は、予選落ちすれば、この時点でのシード喪失が決まる。その意味では最低限の出だしだろう。
米女子ツアーがアジアを転戦した秋の4試合の出場権がなく、ツアーは約1カ月半ぶりの復帰。この間は日本ツアー4試合で感覚を呼び覚ましてきた。
試合後、本人は「今日は(その成果を)あまり発揮できなかった感じはあったし、結構難しいなと思いながらだったし、かなり力みも出てしまった感じもあったんで、すごく追い込まれてるなあと思いながら回ってはいたが、もう少しいいスタートを切りたかったと思う」と、悔しさをにじませた。
前半12番パー3で、第1打をピン左4メートルにつけた。難しいスライスラインを読み、初のバーディーを奪う。だが、その後はボギー2つ。後半2番パー4では、アプローチショットがピンを4メートルオーバーしたが、ナイスパーセーブ。耐えに耐えたが、上位ではなく、予選通過を気にする位置にとどまった。
ツアーデビューとなったトランプ米大統領の孫娘、アマチュアのカイ・トランプ(18)との同組。SPや多くのギャラリーが見守る異様な空気もあり、「すごい雰囲気の中ではありましたが、一生であるかないかの経験」と、前向きにプレーできたのは渋野らしい。
年間ポイント・ランキング80位以内で来季のフルシード、100位以内で準シードが獲得できる。他選手の結果にも大きく左右されるが、80位以内へはこの大会で4位、100位以内は大会で30位台が目安。仮に予選落ちや、100位以内に入れなければ、来季の出場権を懸けた12月の最終予選会に回る。
「明日またしっかり切り替えて、上位に行けるように、バーディーをたくさん取れたらいいなと思う」
14日の第2ラウンドは26歳最後。そして、27歳の誕生日となる15日の決勝ラウンドに進めるのか。自身への誕生日プレゼントは、ビッグスコアしかない。

