男女ともプレーオフとなる混戦を、優勝経験者が制した。男子は一昨年の関東高校選手権夏季大会覇者・佐藤ミラー(栃木・佐野日大3年)が、坂倉拓未(神奈川・日大高2年)と通算6アンダー134で並んだサドンデスを、2ホール目のパーで決着をつけた。
女子は昨年の関東高校選手権冬季大会優勝の臼田藍(群馬・前橋育英3年)、近重怜奈(埼玉・埼玉栄1年)、五月女愛來(茨城・ルネサンス3年)の3人が、通算7アンダー137で並んだが、臼田が1ホール目のバーディーで2人を振り切った。マッチングスコアカード方式により男女各上位60人が、8月15、16日に群馬・サンコーCCで行われる第1回東日本高校選手権への出場資格を得た。
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○‥男子の佐藤がプレーオフで、歴戦の勝負巧者ぶりを発揮した。1ホール目は互いに2オン2パットのパーで迎えた2ホール目のパー4、ともに2オンならずに寄せワン勝負となった場面。佐藤はカップまで3メートルを残した。対する坂倉は70センチに寄せ、優位かと思われたが、佐藤は落ち着いて先にパーパットを沈めた。「今日のラウンドで、ちょいスライスの同じラインを入れていたので自信を持って打てた。先に入れることができれば、プレッシャーをかけられると思っていた」。すると、その後の坂倉のパーパットは無情にもカップを外れてしまう。佐藤が思い描いた通りの決着となった。坂倉は1ホール目でもカップまで1.5メートルに付け、「一筋ずれて」外していた。「2ホール目で気持ちを切り替えられなかった。それが全て」と天を仰いだ。
2年ぶりの関東制覇に佐藤は、「3年生で優勝できてよかった」と笑顔を見せた。その喜びもつかの間、明日9日には米国へ旅発つ。「アメリカの大学にゴルフで入学したいので、それにつながる大会に出る」ためだという。そして、18日の帰国後には、関東ジュニア、全国高校選手権団体戦での優勝も狙う。忙しすぎる高校最終イヤー。佐藤は一気に駆け抜ける。
○‥女子の臼田もプレーオフで落ち着いていた。「初日終わって、トップと3打差。自分の調子があまり良くなかったので、プレーオフできてうれしかった」。1ホール目での決着には、「アッ、もう終わった」という感じだったという。3人とも2オンに成功したものの、五月女、近重の順でそれぞれ約5メートルのバーディーパットを決められず。そして、迎えた臼田の約3メートルのバーディートライ。臼田は「ライン上にあった芝のかすを目印にして、そこに打ったら入るかなと思っていた」。結果は、まさにその通り。思わず笑みがこぼれた。
プレーオフ経験は2度目。前回は昨年9月20日の伊勢崎市民ジュニアゴルフで、この時も1ホール目のバーディーで勝利していた。それを再現する今回の結末に、臼田は「プレーオフに苦手意識はなかった」と笑った。
今年の最も重要な目標はプロテスト合格。9月の2次予選に臨むに際し、今回の優勝をステップに、関東ジュニア、日本ジュニア、東日本高校選手権で活躍し、合格への弾みをつけたい。「各大会で成長したい」と目を輝かせる臼田は、はっきりと女子プロという近未来を思い描いていた。
<男子上位成績>
【1位】佐藤ミラー(栃木・佐野日大3年)=134(66・68)
【2位】坂倉拓未(神奈川・日大高2年)=134(70・64)
【3位】戸村空汰(埼玉・埼玉栄2年)=135(69・66)
【4位】沖田雫(埼玉・埼玉栄2年)=139(69・70)
【5位】岩井礼歩(栃木・佐野日大3年)=139(69・70)
【6位】島田楽生人(群馬・前橋育英2年)=139(66・73)
※優勝決定はプレーオフによる
※同スコアの順位はマッチングスコアカード方式による
<女子上位成績>
【1位】臼田藍(群馬・前橋育英3年)=137(70・67)
【2位】近重怜奈(埼玉・埼玉栄1年)=137(71・66)
【3位】五月女愛來(茨城・ルネサンス3年)=137(68・69)
【4位】崎浜ゆい(茨城・日本ウェルネス3年)=141(71・70)
【5位】石井真子(千葉・千葉黎明3年)=142(71・71)
【6位】人見陽乃亜(茨城・明秀学園日立3年)=142(70・72)
※優勝決定はプレーオフによる
※同スコアの順位はマッチングスコアカード方式による
※アウト34、イン38のパー72
<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟<共催>日刊スポーツホールディングス<後援>関東ゴルフ連盟、PGA、スポーツニッポン新聞社、報知新聞社<協賛>住友ゴム工業(ダンロップ)、ヨネックス、ピンゴルフジャパン、ブリヂストンスポーツ、アクシネット・ジャパン・インク、ミズノ、グラファイトデザイン、キャロウェイゴルフ、本間ゴルフ、フライトスコープジャパン、ピア21<協力>軽井沢72ゴルフ東コース

