プロ5年目の佐藤心結(みゆ、23=ニトリ)が、7バーディー、1ダブルボギーの65とスコアを大きく伸ばし、通算5アンダーの205で20位から4位に急浮上。65をマークして単独首位に立った桑木志帆とは4打差で、メジャー初優勝と2年ぶりのツアー2勝目は射程圏に入った。2打差の2位は、30勝の永久シード獲得に王手を懸けている申ジエ(韓国)。
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新ヒロイン誕生を予感させるバーディーラッシュだった。4連続を含む、6バーディーを量産した前半のストローク「29」は、メジャー大会における9ホール(パー35)の最少記録を更新した。
西村優菜ら従来の「31」を更新した佐藤は、「集中できた結果。1ホールごとに気持ちを入れ直し、その成果が出たと思う」と分析。後半こそダブルボギーをたたくが、それ以外は満点のラウンドだった。
神奈川・小田原市生まれで茨城・明秀学園日立高出身。プロ3年目の24年スタンレー・レディースホンダでツアー初優勝。日本女子プロ選手権でも22年は4位、昨年は6位と善戦も、メジャー制覇には届いていない。
「メジャー優勝を目標にやってきて、思うようなシーズンになっていない。もどかしかった」
その課題がこの日、解消された。再三訪れたボギーの危機を、得意ではないパッティングではねのけた。バーディーを含めて1~10メートルの距離を沈め、「自分の中でこういうゴルフを目指したい気持ちになった」。
9月の日本女子プロ選手権では、第2ラウンド残り5ホールで全てボギー以下という大失速で、予選通過圏内から転がり落ちた。
苦い経験を積んだ23歳は「最終日は、今日の自分を超えられるゴルフがしたい。メンタルも体力も、トータルで上回りたい」。4打差逆転の先に初メジャーの歓喜が待つ。【横田和幸】

