<アマゴルフ:日刊アマ社会人女子関東大会決勝>◇3日◇茨城・龍ケ崎CC(6141ヤード、パー72)◇18ホールストロークプレー◇出場78人

 昨年の関東女子ミッドアマVの沓沢良子(41=江戸崎)と、亀田愛里(20=富士御殿場)がパープレー72で並んだが、プレーオフの末、沓沢が初優勝した。マッチングスコアカード方式により、シードの沓沢を含む93ストロークまでの上位66人が、10月30、31日に神奈川・磯子CCで行われる全日本大会に進出した。

 プレーオフは最初の2ホール(H)は互いに譲らずパー、3H目の1番パー4で決着した。沓沢はフェアウエー右バンカーの左横からピン奥15メートルに2オン。一方、亀田はアゴの高い同バンカーに入れて3オン。パーを外した亀田の前で、沓沢は下り1・5メートルの難しいパーパットを沈めた。「10年の日本女子ミッドアマでプレーオフ6H目で負け、本当に悔しい思いをしたので絶対負けたくなかった」という沓沢の経験と気力が亀田の若さを退けた。

 沓沢はこの日、ラウンドではボギーが先行する苦しい展開。「ドライバーが荒れて大変なゴルフ」だったが、ロングパットに救われた。7番パー4でピン右5メートルに2オンさせると、上りのフックラインを沈めた。10番で再びボギーも、17番パー5で10メートルのバーディーパットを決めて取り戻した。

 東京・愛国学園高ソフトボール部で全国大会出場経験も持つ沓沢。この日見せた勝負強さで、日刊アマ全日本、日本女子ミッド連勝を狙う。