<世界柔道>◇23日◇女子48キロ級◇パリ・ベルシー体育館

 女子48キロ級の浅見八瑠奈(コマツ)が決勝で福見友子(了徳寺学園職)に優勢勝ちし、2連覇を達成した。

 浅見は日本人対決を制しても、ほとんど表情を緩めなかった。視線の先にはロンドン五輪しかない様子だ。

 -2年連続優勝に

 浅見

 2連覇したかった。目標は達成できた。このために一生懸命練習してきたので、悔いを残さないようにと思っていた。(タイトルを)守るとは思っていない。つかみにいくつもりだった。良かったのは、全部攻めきれたところ。

 -昨年に続いて福見に決勝で勝った

 浅見

 決勝まで来たら、全部出し切るだけ。積極的に前に出る自分の柔道をした結果。

 -ライバルに大きな差をつけた

 浅見

 福見さんは強いし、超えたと考えたことはない。まだ五輪代表争いは続いている。最後まで誰が代表になるか分からない。気を引き締めて頑張りたい。

 -2連覇で自信

 浅見

 マークも厳しくなる。その中でどれだけ自分の柔道ができるかと思ってやる。これからは正直どの試合も負けられない。ロンドン五輪まででいいから、気持ちと体がもってほしい。