全日本女王の村上茉愛(21=日体大)が、合計168・530点で2年連続2度目の優勝を果たした。

 4月の全日本の得点を持ち点に争う大会。2位の寺本明日香(ミキハウス)に2・4点差とリードして迎えたこの日は、「余裕を持って臨めた」と演技に集中。「気付いたら演技が終わっている感じの“ゾーン”に入っていた」と4種目を大きなミスなく実施し、2位寺本との差を5・902差とさらに引き離して圧勝した。

 全日本とNHK杯を合わせた結果で、体操の世界選手権(10~11月・ドーハ)代表候補も決まった。村上、寺本と、3位畠田瞳(セントラル目黒)、4位杉原愛子(朝日生命)、5位梶田凪(山梨ジュニアク)、6位宮川紗江(レインボー)の6人。強化合宿や試技会などを経て、日本体操協会の強化本部が6人から5人に絞る。