フィギュアスケート女子の三原舞依(18=シスメックス)が15日、神戸ワールド記念ホールで行われた「ファンタジー・オン・アイス」に出演した。

 透明感のある「ラ・カリファ」の演技では3回転-2回転-2回転-2回転の4連続ジャンプを披露し、5100人大観衆の拍手を全身で受け止めた。演技前は3回転-3回転-2回転-2回転をイメージしていたといい「チキンになって…」と笑いながらも「盛り上がってすごくうれしかった」と振り返った。

 シニア1年目の16-17年シーズンは4大陸選手権で初出場初優勝を果たし、世界選手権では5位。17-18年シーズンは平昌オリンピック出場を目指したが、惜しくもかなわなかった。それでも18年1月の4大陸選手権では2位と仕切りなおし、苦戦したショートプログラム(SP)の「リベルタンゴ」に最後まで向き合ったことで、新しい自信も得た。

 22年北京五輪に向けての再出発となる新シーズン。4月からは甲南大に通う新生活が始まり、表情も生き生きとしている。「ルールが変わったり、どんなシーズンになるかは分からないけれど、楽しむことを忘れずに、笑顔でいきたいと思います」。オフシーズンは体力強化に向き合いながら「世界選手権に出るのが目標」と、19年3月にさいたま市で行われる大舞台を目指す。