18年世界選手権2位の樋口新葉(18=東京・開智日本橋学園高)が62・70点で4位発進となった。今季国際大会無敗の紀平梨花(16=関大KFSC)は66・44点で2位。アンバー・グレン(19=米国)が70・25点で首位に立った。樋口の一問一答は以下の通り。

-振り返って

樋口 (岡島)先生と「パンク(ジャンプが空中でほどけること)しないように」とだけ約束していた。パンクしてしまったので多分怒られるんですけれど、自分の中では予想通りだったかなと思う。明日はパンクしないように頑張りたいなと思っています。

-コーチとは演技後にどのような話をしていたのか

樋口 「パンクしちゃったね」って言われて、その後に点数が出て「意外に出たね。パンクしてなかったら、もうちょっと出たかな」ってなった。でも、練習よりは、マシな動きだったかなと思います。

-ルッツ-トーループの連続3回転は3回転-2回転になった。練習から苦しんでいた様子だった

樋口 今回の試合の1カ月前から3(回転)-3(回転)が跳べなくなって、そこからゆっくり練習を進めていって。そうしたらフリップとか他のジャンプの軸もずれてきたので、まだ原因は分かっていない。やっぱり軸がとれていないのが一番の原因。ルッツトーはルッツで振り回してしまう癖が前からある。今回練習していても「すごく振り回しているな」っていう感じがありました。

-急に跳べなくなったのか

樋口 1月に(アイス)ショーがあって、そこからだんだん跳べなくなっていた。「あれ?」って思ったら、全然3-3を跳べるような軸のジャンプじゃなかった。すごくびっくりしました。

-何かきっかけをつかみたいフリー

樋口 今回の試合はショート(プログラム)もフリーも最初から最後まで滑りきることと、本当に気持ち的に楽しく滑れたらいいなと思い、先生とも話しながら挑んだ試合。本当に今日みたいなパンクだけはないように、明日は滑りたいです。