男子SP4位の宇野昌磨(トヨタ自動車)はフリーもジャンプの転倒が相次いで136・79点の9位と振るわず、合計215・84点の8位に終わった。ファイナルを含むシニアGP13戦目で初めて表彰台を逃した。世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(米国)がSP、フリーともに1位の合計297・16点で第1戦のスケートアメリカに続いてGP2連勝を果たし、シリーズ上位6人で争われるファイナル(12月5~7日・トリノ)進出を決めた。両親が日本人で昨季の世界ジュニア選手権王者の樋渡知樹(米国)はSP10位からフリー4位と巻き返し、合計227・43点で5位だった。
■宇野昌磨の話 どれだけミスをしても最後まで諦めずにいけた。歓声がなかったら(演技後に)泣くことはなかった。いつもなら(観客に)すみません、申し訳ないだけど、ありがとうと伝えたい。
■ネーサン・チェンの話 GPファイナルに進出できてうれしい。結果には満足だが、ミスもあったので修正が必要。(宇野)昌磨はファイター。必ず戻ってくる。
宇野昌磨
4S/4F/4F+2T/3A/FCCoSp/4T/3S+3T/3A+1Eu+3F/StSq/CCoSp/ChSq/CSSp
<フリー成績と合計点>
順位 | 選手 | 得点 | SP | フリー |
---|---|---|---|---|
1 | ネーサン・チェン(20=米国) | 297.16 | 102.48 | 194.68 |
2 | アレクサンドル・サマリン(21=ロシア) | 265.10 | 98.48 | 166.62 |
3 | ケビン・エイモズ(22=フランス) | 254.64 | 82.50 | 172.14 |
4 | モリス・クビテラシビリ(24=ジョージア) | 236.38 | 78.79 | 157.59 |
5 | 樋渡知樹(19=米国) | 227.43 | 68.70 | 158.73 |
6 | セルゲイ・ボロノフ(32=ロシア) | 220.98 | 76.60 | 144.38 |
7 | ニコラ・ナドー(22=カナダ) | 217.68 | 69.42 | 148.26 |
8 | 宇野昌磨(21=トヨタ自動車) | 215.84 | 79.05 | 136.79 |
9 | ロマン・ポンサール(27=フランス) | 215.64 | 77.48 | 138.16 |
10 | ダニエル・サモーヒン(21=イスラエル) | 193.66 | 70.84 | 122.82 |
11 | アントン・シュレポフ(23=ロシア) | 183.98 | 63.67 | 120.31 |
<出場選手の滑走順とSP点>
<第1グループ>
アントン・シュレポフ(23=ロシア)63.67
樋渡知樹(19=米国)68.70
ニコラ・ナドー(22=カナダ)69.42
ダニエル・サモーヒン(21=イスラエル)70.84
セルゲイ・ボロノフ(32=ロシア)76.60
<第2グループ>
モリス・クビテラシビリ(24=ジョージア)78.79
宇野昌磨(21=トヨタ自動車)79.05
ロマン・ポンサール(27=フランス)77.48
ケビン・エイモズ(22=フランス)
アレクサンドル・サマリン(21=ロシア)98.48
ネーサン・チェン(20=米国)102.48