スーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズは8日、千葉・市原市で千葉県消防学校との「合同トレーニング」を実施した。

練習後、グラウンドに隣接する消防学校で、消防士121人と過酷なトレーニングを約2時間行った。合宿3日目でチームビルディングを目的に計画され、ラグビーと消防士の訓練を掛け合わせた「ファイヤーファイター&ラグビーリレー」では、悲鳴を上げる選手が多数いた。高さ40メートルの訓練棟を昇り降りし、10分バイクをこぐなどした。最後は綱引きで合同トレーニングを締めた。

練習生で18年度まで豊田自動織機に所属していたSH木村貴大(26)は「正直きつかったけど、普段できない体験だったので楽しかった。教官からの厳しい指導の声に外国人選手は驚いていて、文化の違いが面白いと感じた」とコメントした。

選手21人のうち19人は外国出身者の多国籍軍団。開幕直前までは、異例の主将不在でチーム作りを進める。市原、大分・別府合宿を経て、25日に福岡・北九州市で練習試合を行う。2月1日の開幕戦は、福岡市でレベルズ(オーストラリア)と対戦する。