ワールドゲームス2022バーミンガム大会組織員会が15日、フラッグフットボールが追加種目に予定されていると発表した。NFLに国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)とも連携していくことも表明。11月6日に開催される国際ワールドゲームズ協会総会で正式決定される。

同大会は22年7月に米アラバマ州バーミンガムで開催される。5つの招待競技が認められ、フラッグは車椅子ラグビー、ラクロス、デュアスロンに続いて4競技目。男女8カ国が出場し、米国以外はIFAFによる予選で決める。プレミアパートナーのNFLは、この先2年間に海外プロモーションを強化していくという。

今回の追加種目入りは、28年ロサンゼルス五輪を見据えてのもの。23年に決定する追加種目入りを目指し、米国NO・1スポーツの最高峰NFLが本腰を入れることになる。

アメリカンフットボールは脳振とうなど健康面を心配する声がある。フラッグはタックルの代わりに両腰につけたフラッグをとる。相手と接触は禁止で反則となり、3密禁止の時代にとってもうってつけ。5人制で、前後半20分目安、フィールドは通常の半分程度。コンパクト五輪にも合致する。

日本アメリカンフットボール協会も、5月に日本フラッグフットボール協会との共同プロジェクトを発表した。日本のロス五輪出場を目標に掲げる。来年3月までに新組織を発足し、両協会で日本選手権などを共催で運営、小学校に用具や教材を寄贈し、22年にはルールなど国際規格に統一を図る。ワールドゲームスの先にある、ロス五輪に備えていく方針を示している。