女子100メートル自由形で、池江璃花子(20=ルネサンス)が100メートルバタフライに続く今大会2冠を視界にとらえた。涙の東京五輪内定から中2日で再び登場。予選は54秒30、準決勝は54秒36とともに全体1位で通過した。レースパターンも前半先行型、後半追い込み型と試す余裕もあった。

池江は「バタフライの後は、こんなに体が重いのかというぐらい。本当に一番ダメージが大きいレース後だった。でも予選から思った以上に早かった。100メートルの王座奪還はまだ先かなと思っていたけど、2種目目で奪還できるように頑張りたい」とV宣言した。

この日のレース2本は、ともにリレー派遣標準記録54秒42を突破している。大会前に同種目を「楽しみ」とした理由について「レースが楽しみなのは、自信があるということと同じだととらえてもらえたらいいです」とにっこり。「(決勝で)53秒台はマストで出ると思います」と口にした。