ミキハウスは20日、競泳の所属選手4人の現役引退を発表した。16年リオデジャネイロ五輪代表の清水咲子に加えて、藤森丈晴、高橋美帆、長谷川純矢が現役を終えることになった。4人は10日までの日本選手権で五輪代表を逃していた。

ドーピング検査陽性による資格停止処分を終えて東京五輪を目指した藤森丈は「自身の競技生活へ幕を閉じさせていただくことをご報告いたします。選手として約20年間、夢と目標に向かって突き進んできました。改めて、ここまで夢中で泳ぎ続けて来られたのは、周りの方々のさまざまな支えがあったからだと心の底から感じています。会社をはじめ、支えていただいた方々や、そのつながりをくれた競技生活に感謝の気持ちしかありません。今後はやりたいことがたくさんあるので、残りの人生をもってやり切れるよう尽力します。これからの活動も引き続き応援していただけると幸いです」とコメントした。

高橋は「東京五輪に向けて努力を重ねてきましたが、代表入りすることができず、現役を引退いたします。水泳を通じて、目標に向かって共に努力する時間を過ごしたかけがえのない仲間と、多くのことを教えてくださる方々に出会えたことはとても幸せです。長い時間をかけて情熱を注いでくれるコーチに出会えたことは選手としてとても恵まれたことだったと思います。今までサポートしてくださった所属のミキハウス、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」とした。

長谷川は「東京五輪を目標に取り組んできましたが目標には届かず現役を引退することに決めました。一人では乗り越えられなかったことも多くの方に支えていただき、競技を続けられる幸せを感じることができました。サポートしていただいた方々に心より感謝いたします。今後は競技生活で学んだことをいかし、新たな目標を見つけ努力していきます。応援ありがとうございました」とした。