女子テニスで、世界2位の大坂なおみ(23=日清食品)が開催されている全仏オープン2回戦を前に棄権と、18年全米以降、うつ病だったことを明らかにしたことで、大会主催者のフランス連盟モレトン会長は1日、メッセージを送った。「大坂なおみに、非常に申し訳なく、棄権という選択はとても残念です。1日でも早い回復をお祈りするとともに、来年に戻ってこられることを楽しみにしています。私たちを含めて、すべての4大大会、女子テニス協会(WTA)、プロテニス協会(ATP)、国際テニス連盟(ITF)は、選手の健康を重視しており、メディアを含め、大会での選手の待遇を、あらゆる面で改善していきます」。

モレトン会長は、大坂が27日に会見拒否の声明を出したとき、「絶対的な誤り」と痛烈に批判。同連盟と大会は、大坂が、1回戦後の会見を拒否したことに、1万5000ドル(約165万円)の罰金を科していた。