バレーボールVリーグ女子1部NECの金子隆行監督が19日、オンライン会見で東京オリンピック(五輪)代表に選ばれた3選手へ期待を寄せた。16年リオデジャネイロに続き2度目の選出となった島村春世、初選出となった古賀紗理那と山田二千華に対し、「いろんな制限がかかっている中で難しい状況だと思いますが、持ち味を発揮して堂々とプレーしてほしい」とエールを送った。

この日の会見で、金子監督は来季に向けた新体制やスローガンを説明。6月下旬まで行われた国際大会「ネーションズリーグ」に米国代表でプレーしたアウトサイドヒッター、サラ・ウィルハイトら新戦力を迎え、今季成し遂げられなかった優勝を目指すと誓った。

他にスポーツ改革に関する発表があり、NECは6月から立ち上げた「スポーツビジネス推進本部」について報告した。ラグビーの「NECグリーンロケッツ東葛」と女子バレーボールの「NECレッドロケッツ」を活用し、スポーツとテクノロジーの力を掛け合わせて企業スポーツを改革すると説明した。

また、今年9月から地域の小中学生を対象に両競技のアカデミースクールを開講するなど、独自な試みを打ち出していく考えだ。