2大会連続の五輪出場を目指す菊池純礼(すみれ、25=富士急行)が4連覇を飾った。

最も内側のコースからスタートし、最後まで1番手をキープ。記録は43秒759だった。決勝の位置取りにつなげるために準決勝からタイムを意識していたといい「W杯のレースになると、余裕をもって予選を通過する力がないと思う。1本1本全力で、同じクオリティーでレースに臨むことが北京(五輪)までの鍵になってくる」と分析した。

次女の彩花さん(34)はスピードスケートの女子団体追い抜きで18年平昌五輪金メダル。ショートトラックで同五輪代表の三女悠希(31=ANA)、ソチ五輪代表の四女萌水(29=KHネオケム)と姉妹3人で今大会に出場し、それぞれ22年北京五輪を目指している。26日の大会終了後に10月から始まるW杯4大会の代表が確定し、W杯の成績で五輪出場枠が決まる。末っ子の純礼は「北京までのレースがすごく少ない。五輪をしっかりとイメージして臨みたい」と世界の舞台を見据えている。【松本航】