日本女子競泳界のホープで、代表合宿に参加している中学3年の成田実生(15=金町SC)が9日、オンライン取材に応じた。

先日の日本代表選手選考会の女子400メートル個人メドレーでは、相手が本調子ではなかったとはいえ東京五輪2冠の大橋悠依に先着し、4分36秒71の世界ジュニア記録を樹立した。しかし、快挙達成の翌日、同五輪カナダ代表で同い年のマッキントッシュに記録を塗り替えられ、「ちょっと悔しいけれど、追いつけるように頑張る」。9月のアジア大会(中国・杭州)では、女子400メートル個人メドレーに出場することが決まっており、「スタートを改善していきたい」と課題克服に意欲を示した。

今春からは、池江璃花子の母校でもある東京・淑徳巣鴨高に進学する。「憧れていた学校。水泳部のジャージーも雰囲気も格好良い」。新生活に胸を高鳴らせた。

◆成田実生(なりた・みお)2006年(平18)12月18日生まれ、東京都葛飾区出身。幼稚園に入る前からスイミングスクールに通い始める。得意種目は背泳ぎ。趣味は絵を描くことと、家族でのドライブ。160センチ、42キロ。