カーリングの一般社団法人「ロコ・ソラーレ」に初の男子チーム「ロコ・ドラーゴ(Loco Drago)」が発足することが13日、発表された。同法人には、18年平昌オリンピック(五輪)から2大会連続でメダルを獲得した「ロコ・ソラーレ」、18年11月に育成チームとして結成された「ロコ・ステラ」があり、新たに3チーム目が発足することとなる。

ロコ・ドラーゴは「常呂ジュニア(ドラゴン)」として、昨シーズンまでジュニア部門を軸にプレーしてきたチーム。21年の全日本選手権では準優勝に輝いた。新チーム名の「ドラーゴ」は、前チームの「ドラゴン」という愛称をイタリア語にしたものだ。

メンバー4人はいずれも現役大学生。今季の目標には日本選手権優勝を掲げており、4月1日から一般部門で活動する。

本橋麻里代表理事(36)は「このたび、当法人として4名の大きな夢を後押しできることをうれしく思います。また、ジュニアのころから成長を楽しみにしていましたので、彼らとともにカーリングが出来ること、心から楽しみでもあります。当法人にとって、男子部門発足はさらなる挑戦です。今後ともStay Positive精神を大切に、全力で挑戦を楽しみます!」とメッセージを発表した。

ロコ・ドラーゴの4選手のコメントは以下の通り。

◆中原亜星(20)※東京農大在学中

「今季は日本一になることを目標にチームメートと切磋琢磨(せっさたくま)して頑張って行きます。同時にカーリングで得た経験を積み重ね、たくさんの事を学び、選手としても人としても大きな成長を遂げることができるシーズンにします。応援よろしくお願い致します」

◆前田拓紀(19)※北見工大在学中

「日本の頂点にたち、世界で活躍できることを目標に、まだ持ち得ていない技術をさまざまな視点から取り入れ、次シーズンを華あるものにしていきたいです。そしてたくさんの人から応援される選手を目指していきます」

◆上川憂竜(20)※北見工大在学中

「今までとは違い今季からは、新たなチーム体制なので一歩ずつ成長できるように精進していきます。まずは日本一、そして世界でも通用するチームになれるよう、女子だけでなく男子からもカーリングを盛り上げていきたいです」

◆前田拓海(20)※北見工大在学中

「昨季はジュニアメインに活動し、自分たちにとって納得のいく結果を出すことができず、悔しい思いをしたので、気持ち新たに、また1からチームを作り直して日本一を目指し頑張っていきます」