木下アビエル神奈川(レギュラーシーズン1位)の長崎美柚(20)張本美和(14)組が、日本生命レッドエルフの早田ひな(22)赤江夏星(18)組を2-1で下し、初優勝へ好発進を切った。

アリーナ上段まで観衆が埋め尽くす中、ファーストマッチが幕を開けた。長崎、張本組は第1ゲーム(G)を7-11で落とすも、第2Gを11-9で奪取。規定により6-6から始まった最終第3Gはジュースにもつれる中、相手の強力なフォアハンドを台上へ返し続け、14-12で勝ち切った。

ファーストマッチを制すと、6歳差の2人は笑顔でハグを交わした。張本は「今はホッとして、うれしい気持ちでいっぱいです」と胸をなでおろし、長崎も「自分たちを信じきって戦ったことが勝利につながりました」と笑顔を見せた。

Tリーグのチームマッチはシングルス3試合、ダブルス1試合の計4マッチ方式が採用されており、シングルスは5Gマッチ、ダブルスは3Gマッチで行われる。先に3マッチを奪ったチームが勝利となり、第4マッチ終了時にマッチカウントが同点の場合、ビクトリーマッチで勝敗を決定する。

◆決勝のオーダー(神奈川-日本生命)

長崎美柚、張本美和組-早田ひな、赤江夏星組

平野美宇-早田ひな

張本美和-伊藤美誠

木原美悠-森さくら