男子決勝は、聖隷クリストファーが浜松修学舎を2-0で下し2年連続17度目の優勝を飾った。

女子決勝は、富士見が三島南を2-0で破り5連覇を達成。両校は県新人大会(2月)に続いて県2冠に輝き、実力差を見せつけた。今夏の全国高校総体(北海道)出場権を獲得。男女1~3位が東海総体(17~18日、浜松市・サーラグリーンアリーナ)に出場する。【山口昌久】

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聖隷クリストファーが王者の貫禄を見せつけた。初の決勝進出で勢いに乗る浜松修学舎にストレート勝ち。県大会全5試合を1セットも失わず頂点まで駆け上がった。田川明浩監督(56)は「全然ダメ。特にサーブレシーブに課題を残したが、選手は勝利への執着心を持って戦ってくれた」と振り返った。

エースが圧巻のパフォーマンスを見せた。OH小野駿太主将(3年)が両チーム最多となる26得点(アタック23・ブロック2・サーブ1)。要所でバックアタック8本を決めチームをけん引した。チーム全体を通して「ミスが多く、自分たちのバレーができなかった」と反省を口にした。第2セット終盤では17-20の劣勢の展開に「まずはサーブから」とチームの士気を高めて土壇場で逆転に成功。26-24で試合を決めた。昨夏全国総体8強に導いた背番号1は「目標は日本一」と、夏の北海道での活躍を誓った。