総合空手「夢源会」(新潟市)の岩木秀之代表(52)が主催する「現代護身セミナー」が注目されている。
5月8日に新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後、学校や地域のスクール、企業などで指導する機会や開催の要請が増えている。
セミナーは子どもと女性が対象。屋外で不審者と遭遇した場合の対処方法を出張して指導する。岩木代表は「戦うのではなく回避する、逃げる方法です」。空手が土台だが、難しい技ではなく、小柄な子どもや非力な女性がとっさにできる動き方を教える。5月に新潟市の小学校で行ったのを皮切りに、24日に羽生田小(田上町)で6年生の親子を対象に開催し、7月には新潟市のスイミングスクールで行う予定。ほかにも企業から女性従業員の受講の打診がある。
コロナ禍で一時自粛していた。岩木代表は「(新型コロナウイルスによる)変化の影響がある」と言う。マスクを日常的に利用する人が増えて素顔が分かりにくくなった分、「不審者に見えにくく、犯罪を起こしやすくなっている」。人と接する機会が少なかったため、知らない人に声をかけられても戸惑うだけで意思表示できない子どもが多いとも感じている。岩木代表は「日常に潜む危険はコロナ禍前より多いかもしれない。何かあった時の心構えは必要」と話した。【斎藤慎一郎】


