日本バスケットボール協会は30日、都内で評議員会、臨時理事会を開き、役員改選を行い、三屋裕子会長(65)が再任され5期目を迎えることになった。
任期2年のビジョンとして、「まずは来年のパリ五輪で勝ちきる事が大事。いままで7年間(会長を)やってますが、24年のための布石を敷いてきた」と掲げた。
8月に羽男子日本代表がパリ五輪の出場権を獲得したW杯の沖縄開催誘致なども、来年のパリへの戦略の一環だった。
勝ちきるとは-。同会長は「具体的な目標や、目標はホーバス(監督)が決めると思いますが、今回みてて、勝ちきれるようになったのは、18点とか離されるとずるずるいくようなチームだったのが、踏みとどまって挽回できる。本当に強くなったなと。それがたくさんの観客に応援してくれる、日本中で応援してくれるチームになったんじゃないかな。あきらめないような試合をしてくれたら良いなと思います」と真意を述べた。
東京五輪では点差を広げられると巻き返せずに、1勝も挙げることが出来なかった男子代表。「1つでもいいから勝ってもらいたい。日本の男子の試合を見て元気、勇気もらいましたというようになるとうれしいです」と期待した。
東京五輪で銀メダルを獲得した女子代表は、来年2月に世界最終予選で出場権獲得がかかる。