世界ランキング4位の日本が、同6位の米国にセットカウント2-3で敗れ、2大会ぶりの決勝進出を逃した。1次リーグでは史上初の12戦全勝で首位通過。準々決勝では開催国中国を3-1で下したが、世界選手権2連覇中のイタリアを破って勝ち上がった米国に競り負けた。2日の3位決定戦では世界ランキング5位のスロベニアと対戦し、2大会ぶりのメダル獲得を目指す。
第1セットは石川祐希の強打や西田有志のブロックで幸先良く先手を取った。しかし、平均身長2メートル超を誇る米国の高さに苦戦。中盤にサービスエースや連続ブロックで逆転を許すと、終盤も流れを引き戻せず19-25で先取された。
それでも第2セットで立て直した。立ち上がりから粘り強い守備で3連続得点を奪い、サーブで狙われた石川も軟打やバックアタックなど多彩な攻撃で躍動。エバデダンの速攻も効果的に決まり、リードを保った。途中出場の富田将馬も好レシーブやブロックフォローで流れを呼び込む。最後はエバデダンがクイックを決め、25-23でセットカウントを1-1とした。
第3セットは西田が攻撃をけん引した。5-1と先行すると、9-7ではサービスエースをさく裂。中盤も要所で得点を重ねて攻撃を引っ張った。15-13では石川が相手エースをブロックで止めて流れを断ち切り、18-15ではバックアタックで貴重なブレークを奪取。米国のミスも誘いながら、西田のバックアタック、山内晶大の速攻、石川の強打で畳み掛け、25-20でセットカウントを2-1と逆転した。
しかし、第4セットは立ち上がりに山内のブロックなどで3連続得点を奪ったものの、連続サービスエースを浴びるなど5-4から4連続失点で逆転を許した。深津英臣はミドルブロッカーを積極的に使う強気のトスワークで応戦し、西田のこの日2本目のサービスエースで2点差まで迫ったが、終盤に再び3連続失点。最後はクイックを決められ、19-25で落として勝負は最終第5セットへもつれ込んだ。
第5セットは序盤から一進一退の攻防を繰り広げたが、サーブで崩されてブレークポイントを取られ、4-7と石川に代えて富田将馬がコートイン。守備から流れを作ったものの、米国も要所でサービスエースを決めて前に出ると、最後はレフトからの強打で13-15。フルセットの死闘を落とした。
最後まで粘りを見せたが、あと一歩及ばず。24年大会の銀メダルに続く決勝進出はならなかった。それでも、今年唯一の世界一を決める大会で史上初の1次リーグ12戦全勝を達成し、世界の強豪相手に積み上げた経験を胸に、今季最大の目標である9月のアジア選手権(福岡)へ向かう。まずは3位決定戦で2大会ぶりのメダル獲得に挑む。


