<ラグビー:アジア5カ国対抗兼W杯アジア予選>◇17日◇仁川ほか

 ラグビーの15年W杯イングランド大会のアジア予選を兼ねたアジア5カ国対抗は17日、仁川などで行われ、日本は韓国に62-5で勝ち、3連勝で勝ち点を18とした。今大会でのW杯出場権獲得条件の優勝を懸け、25日に3勝で並ぶ香港と東京・国立競技場で対戦する。7ゴール、1PGで17得点のFB五郎丸歩(28=ヤマハ発動機)はキャップ対象試合での通算得点を426点とし、広瀬佳司の持つ日本代表歴代最多記録422点を更新した。

 日本はFW戦を制し、作戦通り韓国の出はなをくじいた。前半3分はモールで、6分後にはスクラムからトライを奪い流れをつかんだ。世界最高峰のリーグ、スーパーラグビーから合流したフッカー堀江は「FWで崩して外でトライが取れた」と満足げに話した。

 キャップ対象試合での日本代表の歴代最多得点記録にあと13点に迫っていた副将の五郎丸は、17得点で記録を更新した。序盤にゴールキックを2本続けて外したが、その後は7ゴール、1PGを全て決めた。達成感を聞かれると「ないですね」と笑顔で答えた。「あくまでW杯への通過点。W杯の地で高い確率で決めたい」と決意を新たにし、「次世代の選手に抜かれないぐらいに記録を伸ばして引退したい」とちゃめっ気たっぷりに笑みをこぼした。

 この勝利で日本はW杯出場権獲得まであと1勝としたが、アジアを通過点と見据える選手たちは集中力が落ちた後半の出来が気になる様子。試合直後、主力選手はグラウンドで輪をつくって即席の反省会を行った。次は優勝を懸けた香港戦。ジョーンズ代表ヘッドコーチは「次の試合は勝つことだけが目標。可能ならいいラグビーを披露したい」と決意を口にした。