今年4月に伏見工から名称変更になった京都工学院が、新校名として初の花園出場を逃した。

京都成章との強豪同士の決勝戦はミスを連発し、前半に2トライ、後半に3トライを許す完敗。京都成章が5大会連続の全国大会出場を決め、京都工学院は1点も奪えずに姿を消した。

70年代に校内暴力で荒れた伏見工を率い、計4度の全国制覇に導いた泣き虫先生こと山口良治総監督(75)はスタンド観戦した。

監督就任1年目の75年5月に、当時の強豪だった花園高校に0-112で大敗し、ドラマ「スクール☆ウオーズ」としても描かれた試合を引き合いに出し「0点に抑えて勝つことはあっても、0点で負けることは、花園に負けて以来、今までなかったはず。記憶にない。情けない…」と目を潤ませた。