<東都大学野球:中大6-0亜大>◇第5週初日◇7日◇神宮

 中大が先勝した。先発の沢村拓一投手(2年=佐野日大)が140キロ台の速球を武器に亜大打線を2安打完封、打撃陣も8回に6安打を集中して5点を奪い、6-0で快勝した。

 右腕沢村の力投が光った。この日の最速は149キロ。被安打2本で、三塁を踏ませず9三振を奪った。沢村は「先頭を取ることに集中した。気持ちで負けないよう向かって行きました」と気迫を強調した。第1週(立正大戦)では1安打完封、1部昇格後の初勝利をもたらした。その後は調子を落とし、先発は第2週(日大戦)以来3週間ぶりだった。沢村に下半身の使い方をアドバイスした高橋善正監督(64)は「沢村に尽きる。投手が抑えれば勝負になる」と2年生の力投を高く評価していた。