草野裕樹校長(64)が新監督に就任したばかりのPL学園が、春の初戦で7回コールド勝ちした。

 初回に2ランで先制し、6回に5点を奪取。1日の就任後、練習試合も含めてこの日が初めてのベンチ入りだった新監督は自らサインを出し、6回は二盗も成功させてコールド勝ちに導いた。

 09年に野球部長として春夏甲子園に出場した経験を持つ新監督は「きょうはぶっつけ本番で、緊張しました。選手はよくやってくれている。これから(部を)立て直していかなければならないし、コツコツやっていきます」。今年は新入部員の募集を停止しており、現在の部員数は2、3年生で32人。部員再開の具体的なメドは立っていないものの「野球は教育の一環。1人1人がPL学園生としてちゃんとやっていけば、自ずと道は開けます」と部の存続への含みを持たせた。