大阪桐蔭が府内最大のライバル履正社に競り勝ち、17日開幕の秋季近畿大会(滋賀・皇子山)出場を決めた。

 1点を追った3回2死から中山遥斗(2年)永広知紀(同)両内野手の連打で一、二塁とし、吉沢一翔(かずと)主将(2年)が右中間を破る適時三塁打で2-1と逆転。4回以降は来秋のドラフト上位候補の相手エース寺島成輝(同)に抑えられたが、大阪桐蔭も履正社の反撃を許さなかった。

 1失点完投の大阪桐蔭のエース高山優希(2年)は「寺島は確かにいい投手。でも自分も負けてはいられない、という気持ちは常に持ち続けている」と語った。

 履正社は3位決定戦に回り、阪南大高と近畿大会への残り1枠を争う。大商大堺は3-1で阪南大高を破り、2年連続で近畿大会出場を決めた。