秋季高校野球東北大会の準決勝は今日14日、青森市営野球場で行われる。

 盛岡大付(岩手1位)は、1年生5番の植田拓が好調だ。2試合で打率6割2分5厘の4打点。初戦(2回戦)はサヨナラ打、準々決勝は2点本塁打を放った。フルスイングで「強く速いライナーを心掛けている」と話し、関口清治監督(38)は「安定していますよね。凡打でも中身がある」と高く評価する。

 対戦する青森山田(青森3位)とは、春の東北大会準々決勝で1-3と敗れた。植田は3打数1安打。「春に負けているので、秋に借りを返したい」と燃える。身長165センチと小柄だが、中学時代からジムに通い、トレーナーとマンツーマンで全身の筋肉を鍛えてパワーを身につけた。「次も1発というイメージがある」。2試合連続アーチでチームを決勝に導く。