東邦(東海・愛知)が来秋のドラフト候補のエース藤嶋健人(2年)の2打席連続アーチで秀岳館(九州・熊本)に競り勝ち、初戦を突破した。

 ともに無得点で迎えた6回無死一塁で、左翼スタンド中段へ高校36号の先制2ラン。8回に追いつかれたが、その裏にまた無死一塁から左翼スタンドへ同37号の決勝2ランをたたき込んだ。

 1試合2発は昨秋の1年生大会以来で、自身2度目。エースで4番で主将も兼任する藤嶋は「ピッチングは力まず丁寧に、バッティングはチームに流れを持ってくることを心がけています。その意味では打撃はよかったかな」と笑顔。直球も自己最速タイの146キロをマークし、初戦の主役になった。