初出場となる明石商(兵庫)は日南学園(宮崎)と第3日の第1試合で対戦する。

 高知・明徳義塾コーチ時代に甲子園5度出場、中学監督として4度の全国制覇を誇る狭間善徳監督(51)は、以前から明徳義塾との対戦を熱望。後にくじを引いた明徳義塾が、予備抽選で同じブロックに入ることが分かっていたため「『ホンマに来るかな?』と久しぶりにドキッとしました。『初戦だったらボコボコにされるかな…』『でも入って欲しい』とかいろいろ考えましたね」と抽選の舞台裏を明かした。

 明徳義塾との対戦にはベスト8進出が必須条件。まず立ちはだかるのが日南学園だ。狭間監督は「粘り強いチームで、力を持っている。(身長160センチの日南学園森山は)小さい投手だけれど、130キロ中盤ぐらいのボールを中心に、変化球で振らせる。トーナメントで勝ちやすいピッチャー」と警戒。大西進太郎主将(2年)は「残り少ない日にちで(いろいろな戦術が)少しでもできるように練習したい」と力を込めた。