東邦(愛知)は24安打の夏の甲子園でチーム最多となる19得点で圧勝した。先発全員が打点を挙げ、4回の打者一巡12得点の猛攻では、1イニング4二塁打は大会タイ記録、1イニング全員得点は史上8度目と記録ラッシュだった。

 甲子園初アーチを含む6打数4安打6打点の大活躍を見せた藤嶋健人主将(3年)は「1年生や(今年の)春より成長したと思う。(甲子園で)2回戦を突破したことがないので、突破できるようにしたい。明るく、楽しく、悔いのないように楽しみたい」。

 7回に左翼へ大会10号を放った鈴木理央内野手(3年)は「本塁打を打てると思っていなかったので、入った瞬間は頭の中が真っ白。あっという間に三塁ベースを回っていました」と笑顔を見せていた。