大阪桐蔭の注目の1年生、根尾昂(あきら)外野手が6回、勝ち越しのソロを左中間スタンドに放った。今夏大阪大会からベンチ入りし、今秋公式戦2打席目で値千金の1発。8回裏の福井章吾主将(2年)の適時三塁打もあり、15年夏の大阪大会で敗れた相手に競り勝った。

 根尾は古川中時代に最速146キロをマークし、スキーのスラロームでも世界大会に出場。高校の公式戦初安打になった6回の代打は「試合の流れを変える意識で臨むようにと西谷監督に言われ、打席に入りました。スライダーが来てもまっすぐが来ても、打つつもりでした」と振り返った。

 同学年の藤原恭大外野手(1年)が夏の大阪大会から活躍。「自分の準備とは差があるのだと思う。自分は結果を残していかなければ」と、先にレギュラーをつかんだ同級生とも競い合う。