高田商(奈良)が昨春ベスト4の秀岳館(熊本)に屈した。

 4回までなんとか1点に抑えていたが、5回表に先発の古川響輝投手(3年)の四球に、守備の乱れも重なり7失点。7番の幸地竜弥捕手(3年)には満塁弾を許した。6回裏には山崎智也内野手(3年)の適時二塁打で意地の1点を返したが、7回表に3点を追加され優勝候補の地力に負けた。

 赤坂誠治監督(40)は「序盤の入りはイメージ通りでしたが、一気にもっていかれた。ディフェンスの乱れが悔やまれます。立て直してあげることが出来なかった、自分の未熟さを痛感しました。勉強させていただいたイニングでした」と選手をかばった。

 「メンバーをシャッフルして刺激を与えて、新たなポジションを見つけて」と今後は一からまたチーム作りをする考え。悔しい思いもあるがいい勉強になったと、気持ちはもう夏に向いている。