東海大福岡が9回敵失でのサヨナラ勝ちで、32年ぶりのセンバツ勝利を手にした。先発した横手投げエース安田は4安打1失点、三振0で16飛球アウトで勝利に貢献した。「打者が考える時間がないようにテンポ良く投げることを心がけた。三振を取りにいったら球数が増えるんで」とわずか95球の完投。昨秋に逆転勝ちの快進撃の末つかんだセンバツの舞台で得意のミラクル劇を披露した。

 ◆奪三振ゼロ 東海大福岡・安田は三振を奪わずに勝利。奪三振ゼロの完投勝利は15年田中誠也(大阪桐蔭)が常総学院戦で記録して以来(3失点)。金属バット採用後(春は75年以降)の1失点以下では、91年小土居(広陵=対市川)以来4人目。